McCoy Tyner − "Echos Of A Friend"

   

 いろんな意味で自分に衝撃を与えたアルバムはあるけれど、熱を出して寝込ませてくれたやつといえば数少ない・・・せいぜい片手に収まってしまう。そんなアルバムをジャズ・ジャンルで一枚上げるとすると、やっぱりこれかな。

 1972年にマッコイが来日した時にVictorの青山スタジオで録音されたもので、結構話題にもなって、73年のジャズ・ディスク大賞金賞の帯を巻いてもらった盤だ。悠雅彦氏がやたら熱いライナー・ノーツを書かれていたのが印象的だった。

 #1 NAIMA、#2 PROMISE、#3 MY FAVORITE THINGS、#4 THE DISCOVERY、#5 FOLKS と来ればもうお分かりだろう・・・67年に他界したジョン・コルトレーンにささげた、マッコイだからこそできる真の意味でのトリビュートアルバム。

 言うまでもなくピアノ・ソロ・・・本当に祈る時は一人と決まってるんだから。
 尊師のEchoを耳の奥で追いかけながら、懸命に音を編み続けていくマッコイ・・・音符の隙間からスピリチャルなものがこぼれ落ちてくる。

 ジャケ写真を三枚ひっぱってきたけれど、愛聴していたLPのジャケットに一番近いのは一番右のやつ。XRCD-24bitSuperAnalogというハイテクで生まれ変わった盤なのだそうだが、昔のデザインをそのまま引き継いでいる。真ん中のは最近よく見かけるリ・イシュー版、顔がはっきりと描かれるようになった。一番左のは輸入版で、何か手抜きっぽいデザインだね。三枚とも揃いも揃って実にイケてないですなぁ。まま、中身が凄いので勘弁してあげましょう。

(筆:しろくま)






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