ジャンプを聴く

Clarence Gatemouth Brown
「GATE SWINGS」(POCP-7241)

 1.MIDNITE HOUR
 2.HONEY DEW
 3.THOUGHEN UP
 4.TAKE THE A TRAIN
 5.TOO LATE BABY
 6.GATE'S BLUES WALTZ
 7.CALDONIA
 8.BITS AND PIECES
 9.RIVER'S INVITATION
10.ONE O'CLOCK JUMP
11.TAKE ME BACK BABY
12.SINCE I FELL FOR YOU
13.FLYING HOME

 シンプルで軽快なノリのアルバムです。複雑なコード進行はあまりありません。
ほとんどの曲でブルース形式のコード進行がぐるぐる回り続けます。休日のドライブのお供に最適。

単純なジャンル分けをしてしまうとこのアルバムはブルースということになるのでしょうが、Gatemouth Brown は自身の音楽について、「アメリカンワールドミュージックをテキサススタイルで演っている。」と語っており、「ブルース」とは呼ばれるのを好まなかったようなので、「ジャンプを聴く」という見出しを付けてみました。

確かに Gatemouth Brown のギターの音は乾いていますね。ホーンセクションもカラッとしています。ブルースにありがちなベタな湿っぽさはありません。ロック系のブルースギターから一歩抜け出したい方にはいい教材になるのでは…。

とにかく気楽に肩の力を抜いて聴く方の音楽ですね。オーディオセットの前で静かに眼を閉じて聴く感じではないです。一応 A Train とかも入っているのでビッグバンド好きな方もぎりぎり楽しめるのではないかと思います。


(筆:hiro)




  • 2011.06.14 Tuesday
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