Rosalia de Souza -- "brasil precisa balancar"


僕の中で Souza といえば、ここしばらくは Luciana Souza のことだったのが、ある日突然、 Rosalia に気を奪われてしまった。

この移り気は、まさに「浮気」と呼ばれる心理に似ている。

「声」は突然にやってくる。あとは箱から湧き立つ音色に踊るしかない哀れなネズミのように、心を奪われてはよろよろと、その声のむこうにあるものを想い、ときには恋い慕う。

恋の日々は数年に渡ることもあれば、また翌日には違うお相手を探していたりすることもある・・・(なんという身勝手さ!)

女性ボーカルの楽しみというのは、一つにはこの「浮気」の楽しみでもあるのかもしれない・・・しかも、この束の間の恋は、自分の空想上のアフェアーに過ぎないものなので、誰にどうとがめられる筋合いのものでもない。つまり倫理的にはno Problem!・・・「遠慮しなくてよい」浮気なのだ。

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SCHEMA Records っていえばクラブ・ジャズ・イタリアーナ・・・・カフェ御用達 "おしゃれジャズ" の牙城だ。彼女が、Nicola Conte プロデュースの "Novo Esquema Da Bossa" ('95) のフィーチャリング・シンガーだったとか何だとか、若干の予備知識も無くはなかったので、そういう先入観で視聴をしてみたのだったが、これはまさに生粋の Bossa Nova・・・ 直球勝負にあえなくノックダウンされてしまった。ブレイク・ビートっぽいサウンドを期待して買うと、ちょっとがっかりする人が出てくるかもしれないな。

日本盤のみのボーナス・トラックが二曲ついていて、だれそれRemix だとか、北欧の某有名な Quintet 参加トラックとかで、やっぱりクラブっぽい音も入れとかなきゃ売れないという売り手の思惑がチラ見えしている。(僕的には不要なサービスだと思えてならないが・・・)


音のお裾分けです。
(なんだかんだ言って、自分のカノジョを誰かに紹介してみたくなる心理にも似てますかね・・・笑)
   http://t-jazz.com/d/rsouza.mp3
 


(筆:しろくま)

 





Morelenbaum夫妻/坂本龍一 "Casa"

 

あれは2002年頃だったかな・・・自分でも信じられないぐらい精神的に落ち込んでいた夏があった。
空調の調子が悪いということを口実に、一週間ぐらい仕事場のドアに「本日休業」の札をぶら下げた。
窓を開けるとアスファルトの熱気が入ってくるので閉め切って、ブラインドを降ろした。
淀んだ熱気の中で汗を垂らしながら、ただひたすら自分の中に沈み込んでいた。

心の中は妙にクールだった・・・ちょうどこのアルバムと同じぐらいにね。
僕はこのCDを朝から晩までかけ続けては・・・時々、泣いた。

"Casa"とは家のこと。坂本はアントニオ・カルロス・ジョビンの自宅スタジオで、まさに彼の弾いていたピアノを弾く・・・ブラジルで一番のセロの名手と、世界で一番澄んだ声の持ち主と共に。三人の出会いの「家」に、音楽の神様が降りてこられたのだ。


(筆: --- )






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