初めて楽しめたジャズベースはペデルセン

 
ロックから洋楽に入ってブルースやフュージョンをうろつきながらそろそろジャズも聴いてみたいな・・・なんて思っていた頃に人から勧められて聴いてみたのが Niels Henning Orsted Pedersen です。

勧められたのはKenny Drew Trio 名義で録音したものでした。CDで再発されたのは多分 ALCR-255 の HUSH-A-BYE。
(ジャケットがイラストに変わっていてちょっと残念)

 1. DONNA LEE
 2. YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE
 3. GOLGATHA
 4. CARELESS LOVE
 5. DJANGO
 6. A PRETTY GIRL
 7. EVENING IN THE PARK
 8. BRIDGETOWN BABY
 9. HUSH-A-BYE

それまでも背伸びして定番の名盤とかを聴いてみたりしたこともありましたが、当時はイマイチよく分からなかった。ベースソロになるとリズムが取れなくなったり、何小節進んだのか分からなくなったりして…。そんなところでこのアルバムを聴きました。

第一印象は「今までのより聴きやすい。」
この人の演奏は早いフレーズもよく出てきますが、ベースラインが結構クリーンに聴こえてくるので、
かなりユルイ音感の私でもラインが聞き取りやすく、初心者なりに楽しんで聴くことができました。
またジャズに慣れていない耳でも常に一定のパルスをリズムの中に感じる事ができるので初心者としては聴きやすいなと思いました。

(タイトル曲の HUSH-A-BYE は今でもお気に入り)

その後も Pedersen の音源をいくつか聴きましたが、90年代に入るとさらにクリーンで綺麗なトーンになったように思います。
また、つい最近 Joe Pass とデュオで Donna Lee を演奏しているモノクロ映像を見ましたがすごいですね。Jacoよりも早いテンポでユニゾン?してました。

また、改めてペデルセンをじっくりと聴き直してみたいと思います。


(筆:hiro) 









Lyle Mays -- "Fictionary"


ある一枚のレコード/CDアルバムが、次に聴くべきものを黙って示唆してくれるということがある。それもまた名盤の一つのカタチのような気がする。
それは双六(すごろく)の起点のようでもあり、俗に言う芋蔓式というような言葉で現してもいいような音楽の鎖(チェーン)だ。大事にすべきはその起点・親元ではあるけれど、芋蔓の先により大きなお宝がくっついていて、そちらの方に気が行ってしまったりすることがある。

Pat Metheny の "First Cirle"(1984) は、そういう意味では、ボクにとって大きな名盤であった。この偉大な「親芋」の蔓の先にいろんなお宝がついていたのだが、その最たるものは Lyle Mays のリーダーアルバムであった。そもそも "First Circle" でボクの耳は最初から Pat のギターではなくて、時折挿し込まれるピアノ(たぶん電子ピアノ)の旋律にヒクヒクと反応していたのだ。
 
Pat Metheny の音楽にさほど詳しいわけでもない。Pat総統率いる音楽軍団が奏でるコズミックなサウンドに酔うことはあっても、その音世界をどんなミュージシャンが創り上げているのかなどまったく意にも介さなかったボクなのだ。いま、もう一度 Pat Metheny の周辺を少し調べれば、Lyle Mays というアーティストがいかに大きな役割をしていたか一目瞭然なのだけれど。 

そんな低レベルな話なのではあるけれど、予備知識なしに自分の耳が Lyle の存在に反応したという点において、多少なりとその音を語る資格があるかもしれないと思うようになった。

Lyle Mays は一般的にキーボーディスト、シンセサイザー・プレーヤーとして知られている。生のピアノかなと思ったら、やはりよく出来た電子ピアノであったりする。
  http://www.youtube.com/watch?v=6SMP_WXyFhE
  では "MIDI’ed Piano" なる表現も見える。

このアーティストが本物のピアノを弾いたらどんな音になるんだろうと思って、探していてヒットしたのが今回ご紹介のアルバム "Fictionary" だ。Lyle が生ピアノを弾いてるなんてもう素晴らしいアルバムに違いない!ましてや、Jack DeJohnette のドラムス、Mark Johnson のベースとくれば、もう買わないわけにはいかないじゃないですか?!視聴もせずにすぐに注文。

結果は・・・言うまでもない。素晴らしい!読み通り!これまた自分の直感にうぬぼれてしまったわけで・・・(笑) 
とにかく・・・「この世のモノとは思えない美しさ」だ。(この歯が全部浮いちゃうような表現は、キースジャレットで一度使ったフレーズだけれど・・・ごめんなさい、もういっぺんだけ使わせてもらいますよ。)

Lyle という男、若いころはロン毛で、60年代のヒッピーか70年代のプログレ系のロッカーのような風貌だが、生まれは1953年、もう2年余で "赤いちゃんちゃんこ" を着せてもらう世代なのだ。生まれ年が同じしろくまとしても、何か親近感を感じてしまう。
モダンジャズが時代の音として鳴り響いていた時代をど真ん中に置いて考えれば、Lyleもやはり「遅れてきた青年」である。単に音楽を聴いて喜んでいるだけのボクが、勝手に彼にシンパシーを抱いてしまうのもそのあたりのことと関係がありそうだ。

実際、彼のピアノを聴いていると、70年代の初め頃に、ジャズ喫茶の隅にうずくまって聴いていたピアノ・ソロのインプロビゼーションの数々を想いだしてしまう・・・・Chick Corea、Keith Jarrett、 Dollar Brand、Paul Bley、McCoy Tyner etc ・・・ 

ジャズ双六のルートは70年初頭を起点にして、ボクの中で行ったり来たり・・・これは死ぬまで続くのだろうな。


(筆:しろくま)







Russell Malone -- "Sweet Georgia Peach"


今日ご紹介する盤は、富士山の麓にある山梨県内の某陶芸工房でたまたま聴いた一枚だ。
ボクがなぜそんな所にいたのか・・・それはここでは詳しくは述べない・・・

ただ、ボクは大変疲れていた。

一緒に旅をしていたのは、共に八十路も後半の父と母であった。
痴呆症とはいわないまでも、共にいることが、親子ながら辛くてストレスを貯め込んだ旅の途中であった。それでも老夫婦は仲良く、無邪気に、立ち寄る先々で土産物をあさっては、店員や他のお客さんに煙たがられていた。

5分でもいいから自分の世界が取り戻したい気分だった。
足が勝手に土産物屋の前にある陶芸工房の方に向いた。中は静かで観光客と思われる何人かが、茶碗かコーヒーカップになるはずの造形物に最後の仕上げをしているところだった。かたちが一応出来れば、数日後には窯で焼かれた完成品が、その人達に楽しかった旅のメモリアルとして届けられるのだろう。

山から吹き降ろす涼しい風が頬に心地よくあたり、空気はやたら透明だった。
斜めに鋭く射し込む夕陽が、工房の中をオレンジ色に染めていた。

その時、この工房の中のBGMが気になり始めた。というか、その音色やフレーズが急に自分の心臓をぎゅっと鷲掴みにしたのだ。テレビのCMで「やばい!グッときた!」というのがある・・・ボクの好きな篠原涼子クンが出てるやつ・・・まさにそんな感じで。ギターのジャズだが、プレーヤーは一体誰だろ?ジョージ・ベンソンみたいだけどこんな垢抜けた演奏をするわけもないし・・・。

BGMは有線放送ではなく、店のオーナーがCDラジカセでかけているものだった。傍にCDのケースが無造作に積み上げられていた。ごそごそ物色するわけにもいかず、一番上に乗っかっていたCDジャケットから「マロン」と読める単語の綴りを急いでメモし、ジャケットのデザインを記憶にとどめた。

工房のオヤジの視線が、そんな不審な行動をとるボクの方にちらっと向けられた。一瞬目が合ったが、特に声はかけてこなかった。

ジャズ好きオヤジ同士の・・・一秒に満たない連帯。

旅から帰ってきたボクは、その曖昧な記憶から、その場で聴いたCDの割り出しを始めた。
これはとても楽しい作業だ。WEBページの検索ワザを駆使して、お目当てのものに徐々に接近していく。

おお、あった!・・・それが今日ご紹介の “Sweet Georgia Peach” というアルバム。ギターの主は Russell Malone であった。(ちなみに、現場メモの綴りは全然違っていた。)

http://en.wikipedia.org/wiki/Russell_Malone

Amazon で注文したら翌日にはもう届いて、いま聴いている。便利な世の中になったものだ。おそらくその場で聴いたのは #1 Mugshot  だったのだろう。ノリのいい曲だ!タイトルチューンの "・・・Peach" もなかなか甘い芳香を漂わせている。

ただ・・・いま自分の部屋でアルバムを通し聴きしてみると、全体に少し正統派的すぎる。テクニックは凄いんだけれど、その分スルッと抜けて遠くに行っちゃうような気もする。BGMに最適、ドライブのお供にどうぞ・・・っていうほどでもなく、所々に気合いの入ったフレーズを聴かせてくれるけれど(特に前半は素晴らしい)、ボクにはアルバム全体の基調がよくつかめない。晩年のImpulse!レーベルってこんな感じだったのか・・・。ギターのジャズっていうのは多かれ少なかれそういうものなのかもしれんなと悟ったようなことをほざきつつ、ひたすら聴き続けるボクであります。

“Sweet Georgia Peach”,  1998,  GRP Records
  Russell Malone (Gt)
  Kenny Barron (Pf)
  Ron Carter (B)
  Lewis Nash (Ds)
  Steve Kroon (Perc)


(筆:匿名)







Kozma Orsi Quartet -- "Hide And Seek"


 音楽の世界で、'カテゴリー' や 'ジャンル' という言葉は、ときに虚しく響く。例えばこのアルバム・・・体裁としては「女性ジャズヴォーカル」そのものではある。しかも、ボーカリストの名前をそのままグループ名にしているのだから(その事自体珍しいよね・・・)、誰がみても'ボーカルもの'には違いない。

しかしこのアルバムをステロタイプ化したジャズ・ヴァーカル・アルバムとして聴いてしまうと、おそらく本質を見失うことになるだろう。要はそういう陳腐な視点から、歌がうまいだの下手だのとアウト・フォーカスな評論をして欲しくないわけね。どうしてもジャンルの枠をはめないと気が済まない人には、East-Euro Jazzの一つの新しいかたちだとでも理解しておいていただきたい。

ヨーロピアン・ジャズについて詳しいわけではないけれど、彼の地(特に北欧や東欧)のジャズはポップなものとの間に線を引こうとは思っていないように見える。これにはいろんな背景があると思うけれど、少なくともジャズをブラック・オリエンティッドな世界に閉じ込めようとはしていないようなのだ。

そういう意味でも、とりあえず一発目、次のビデオクリップを見ておこう・・・
  http://www.youtube.com/watch?v=D9LpX0L2PNI
このワイルドぉ〜!なおネエちゃんが、下に紹介するしっとりとしたジャズアルバムを作っちゃったわけで・・・。その断層のズレみたいなところが何とも小気味良い。ボク達が慣れ親しんできたジャズの楽曲とはちょっと味わいの違うものが混在しているけれど、ポップ・ジャズ(あるいはジャズ・ポップ)とは全く違う・・・全体としてしっかりとジャズっているのだ。
ちなみにご紹介のCDジャケットのデザインもまた、独特の風味を漂わせているよね。東欧のゴシック・ロリータなのかも・・・(筆者はこういうのも好みだけれど・・・笑)。

さて、Kozma Orsi ・・・初めて名前を聞かれる方に紹介すると、ハンガリー共和国で活躍する若手(おそらく20代?)のミュージシャンだ。大衆受けするようなポップなものから、ちょっとパンクで前衛的なもの、そして大陸的なロマンチシズムをそこはかとなく漂わせるバラードまでを、卓越した歌唱力でワイドレンジににカバーしてしまう。

声質は透明感のある'可愛い声なのだが、それをウリにして安住することを良しとしないダイナミクスが秘められている。

その彼女が2008年に結成したのが標題の Kozma Orsi Quartet だ。
  Kozma Orsi (Vo) 
  Cseke Gabor (pf)
  Hars Viktor (b)
  Mohay Andras (ds)
詳しくは、日本でのCDリリース元 Whereabouts Records さんのサイトを参照してほしい。10曲中7曲まで試聴することもできる。

  http://whereabouts-records.com/kozmaorsiquartet_artist_info.htm

Kozma Orsi Quartet の1st ジャズアルバム "Hide And Seek" は現地では2008年のリリースだが、日本ではまだ出たてのホヤホヤ!この記事を書いているわずか2日前だね。

現地では今月21日にもう二枚目のアルバム ”Embrace" が発売になる。大人の女性への階段を一挙に駆けあがろうとしている彼女のイメージを演出しているかのようにも見える。音源を早く聴いてみたいものだ。
さて、今回お勧めの "Hide And Seek" だがどの曲もよく出来ていて、最初の一音から最終トラックの余韻に至るまでハンガリアン・ジャズの洗練された音造りを堪能することができる。スタンダードナンバーは#1 Save Your Love For Me と #6 Sleepin' Bee のみ、他は Cseke Gabor(pf)と Hars Viktor(ds) のオリジナル曲でかためられている。ジャズのデビューアルバムとしては立派なチャレンジと言わなくてはならない。
ゲストもまた多彩・・・#5 Unreachable では日本でもいち早く人気を獲得した Harcsa Veronika と、そして#9 You'll Find My Soul ではお馴染 Szaloki Agi と見事なハーモニーを紡ぎ出している。#8 Two Chances でフィーチャーされている Olah Szabolcs のギター・ワークも光っている。

個人的にはスイング感のある #2 Magic Dust や、グルーブ燃え立つ #4 Our French Connection、#7 Bitter Lime、前掲#8 などが好みだけれど、やはりアルバムタイトルチューンの #10 のHide and Seek が印象的・・・いつまでも耳に纏わりつく格別の一曲だ。

http://kozmaorsi.hu/
myspace



(筆:しろくま)







Kemuri/77days


日本のグループ根こそぎ拾うシリーズ。

ずいぶん間があきましたが、続きましてはKemuriです。98年発表のセカンドアルバム。スカパンクっていう括りでかたずけられちゃうこともよくある彼らだけど、一聴したら、早いテンポで、ホーンは小刻みにリズム裏打ち、エッジの効いた心地よいカッティングのギター、おまけに踊れちゃいます!! ってことになると、やっぱスカパンクでよかろう。

なんですけど〜!!、 このアルバムもですけど、Kemuriの場合、時折渋〜いインストナンバーがブリッジというか、ジングル代りに入ってまして、そいつがまたイカす。解散しなきゃ、スカパラやPEZなんかと並び称されていたことでしょう。惜しい。でもリーダーのイトウフミオは今でも頑張ってますしね。

前述したように解散、あるいは死去したアーティストを徹底的に解明するのは容易なことではないですが、いつかゴールが来るかもしれない。いまも現役で数年に1枚でもアルバムをだすアーティスト、これはこれでファンにとってはアルバムが出るたび、至福の悦びです。リスナー、コレクターにとって、どちらが根こそぎ拾うになるのかは、個々のとらえ方でしょう。

このシリーズは不定期に続行する予定です。 次は、勝手にしやがれ、ロザリオス、エゴ・ラッピンあたりを・・・。

(筆:加藤トシロー)






三人称単数で学べ。Aretha Franklin/If She Don't Want Your Lovin' (@゚ー゚@)ノ


ハゥ・ドゥ〜ゆぅ〜

しっかし、暑い毎日が続いております。このままでは年末まで猛暑が続きそうな勢いです。

はい。今回はアレサ・フランクリンの「If She Don't Want Your Lovin'」。

この作品が発表された1982年はサウンドの変換期でもあり「アナログ」から「デジタル」、つまり「レコード」から「コンパクト・ディスク」へとメディアも移行され始めた年でもあります。

日本で初めてCD化された作品は大滝詠一の「LONG VACATION」だったっけかなぁ〜。

この「Jump To It」っつう作品。どこを切っても金太郎飴のごとく、すんばらしい〜ですねぇ〜。

まぁ。この作品をプロデュースしたLuther Vandrossがさぁ〜、めちゃいい仕事をしてんだけどねぇ。脇を固めるミュージシャンも大変素晴らしく、中でもMarcus Millerなんて、当時まだ23歳ですよっ!23歳っ!
23歳でこんなすごいプレイしちゃだめでしょ。センスが半端ねぇ〜、半端ねぇ〜
1982年っていえば、小学4年生にして郷ひろみの「哀愁のカサブランカ」聴いて歌詞の内容もわかんね〜のに感動してたしなぁ(笑)情けねなぁ〜

同じ年に発表された作品に「CHERYL LYNN」の「INSTANT LOVE」ってアルバムもあるんだけど、これもバックメンバーもまったく一緒で脳みそがとろけそうなくらい、ダンサンブルな作品です。

んで、この中でも特筆すべきなのが3曲目の「If She Don't Want Your Lovin'」
この「間」がねぇ〜。たまんない。たまんない。

では聴いてみましょう。


なんなのこれ?

黒人さんのリズムの取り方っていったいどうなっているのでしょうか?アレサのボーカルに絡み付くようにしてベースラインがウネリをあげてグルーヴしていくこの感じ。うぉ〜ん、たまらぁ〜ん


ところでさぁ〜この「If She Don't Want Your Lovin'」の「If She〜」の後の「 Don't」って、なんで「 Don't」なのかって言うとね〜?
普通はさぁ〜、三人称単数の「She」の場合は「doesn't」なん違うん?って思うでしょうょ。中学で習ってきましたよね〜(笑)(そんなの覚えてね〜かぁ〜)

最初は印刷ミスかね〜って思ったんだけど、やっぱり Don't」

理由はいろいろあってさぁ〜

黒人英語などでは、たまに三人称単数は使われず、カッコつけて

「She don't care.」や、「He walk」などといったりするので、その「黒人っぽさ」を狙ったのではないかとか

あとね、doesn'tの方が「子音」がひとつ多く、音にうまく乗らない。don'tの方がしっくりはまる。

強調しとる、とかこんな意見でね〜。

だったら、中学のときテストで三人称の「s」つけ忘れても英語の先生、多めに見てくれよって話やねんけどなぁ〜。話し言葉やったらいいんかいっ!って話やでな〜(笑)

よく機内食ですでスチュワーデスさんが、「ビーフ OR チキン?」=「牛肉にしますか?それとも鶏肉にしますか?」と聴かれますが、本来なら「チキン・プリーズ!」でいいのですが、友人が一度、「I AM CHICKEN!」といって通じたので、僕もそれ以来、格好つけて、

「I AM CHICKEN!」

と言います(笑)

ARE YOU A さかな〜(笑)=鮎はさかな〜(笑)

なんだかんだ言ったって、ちゃんと内容が伝わればいいっいてことで、「教養」とは難しいもんです(笑)

(筆:大友)







チャカ・カーンをきどって歌ってたWhat Cha' Gonna Do For Me〜 \(*T▽T*)/ 意味も知らず涙を流したWhat Cha' Gonna Do For Me〜 O(≧▽≦)O

ごつかれ様です。


夏真っ盛り。しっかしあついっすな〜。このまま温度がどんどんどんどん上昇していきそうな勢いですね〜

はい。今回は 、みんな大好き「What Cha' Gonna Do For Me」です。


さっそくですが、まずはこれを聴いてみましょう!


チャカ・カーンをきどって歌ってたWhat Cha' Gonna Do For Me〜

意味も知らず涙を流したWhat Cha' Gonna Do For Me〜

いいですね〜。このすこぶるような倦怠感。しっかし、この曲で涙は…ありえんわなあwww

もう17年も前、居酒屋でバイトしてたときにラジオの有線放送から流れてきた橘いずみさんの「失格」という曲なんですが、僕も当時はチャカ・カーンのことなどじぇんじぇんしらなくて、このフレーズのみ強烈にインパクトでした。

で、そんなにいいのか「What Cha' Gonna Do For Me」って…


では本家の「What Cha' Gonna Do For Me」を聴いて見ましょう。



やはりいいですね〜。この腰を振らずにはいられないリズムがたまりません。81年に発表された3作目のソロ・アルバムですが、プロデューサーにアリフ・マーディンを迎え、「脱ファンク」路線を、当時のAOR路線を狙った音作りですが、6曲めの「チェニジアの夜」など黒さ豪快でたまりません。

ではキャンディ・ダルファーもカバーした「Pick Up The Pieces」の生みの親、Average White Bandのバージョンを聴いてみましょう。



リズムが割と軽めに聞こえますが。チャカ・カーンバージョンもそれなりに素晴らしいのですが、こちらは白人特有の「さわやか感」がほとばしっていますね〜。ねちっこさがまったくありません(笑)

このようにして一緒の曲でも黒人と白人が調理する「素材」で、響きも全然違って聞こえることがわかります。

What Cha' Gonna Do For Me〜

あなた、わたしにどう(調理)してほしいの〜?(笑)

チェニジアの夜はもっと暑いぞっ

(筆:大友)








SWEET 19 BLUES/安室奈美恵

 

おひさしぷりぷりです。

はい。今回は沖縄が生んだダンス・マテリアルガール。安室奈美恵ちゃんの「SWEET 19 BLUES」です。

当時このアルバムが出たときは、ティーン世代の人以外には「時代の寵児」て感じで簡単に処理されたんですが、この1曲「SWEET 19 BLUES」だけはなぜか別格で、小室哲哉の困惑させる「ドミナントモーション」と「転調」っぶりがたまりません。後半の劇的にも変化していく「転調」がグングンと胸にきます。

このアルバムさぁ…所々に物語風に「Interlude〜」とか挟んで、コンセプトは絶対にジャネット・ジャクソンの「Janet Jackson's Rhythm Nation 1814」をめちゃくちゃ意識して作ってて楽しいんだけど。さすがにサウンドまでは真似できなかったところがまた楽しいというか…ジャケも白黒。狙ってますね〜。

とりあえず聞いてみましょう。


はい。サウンドの「コシ」というんでしょうか…

その点、ジャネット・ジャクソンはこんな感じです。



じぇんじぇん違いますね。なんかスーパーで3玉98円とかで売ってるうどんをさぁ、讃岐うどんですよ〜とか言って食べてる感じね。このジャム&ルイスがプロデュースした作品はサウンドがもっとスコーンとぬけるんです。

はい、では本題に。まずイントロの

F-C--Dm--Am-Bb--C-F---
F-C--Dm--Am-Bb--C-F---

エレピが綺麗ですね〜。このフレーズずっとループさせて聞いていたいですね〜。

そしてAメロ。

今日もめ息のつづき
一人街をさまよってる
エスケープ 昨日からずっとしてる
部屋で電話を待つよリも
步いてる時に誰か
べルを鳴らして !
もうすぐ大人ぶらずに
子供の武器も使える
いさばん 旬なとき
さみしさも昔よリも
真実味おびてきたね
でも明日はくる

この「べルを鳴らして !」果たしてこれはポケベルでしょうか?この曲が出た当時1996年。ちょうど携帯が普及し始めてポケベルから携帯への変換期」だったような気がします。女子高生もさすがにまだ携帯持ってね〜か。

サビの

SWEET , SWEET 19 BLUES
だけど私もほんとはすごくないから
SWEET , SWEET 19 DREAMS
誰も見たことのない顏 誰かに見せるかもしれない

「誰も見たことのない顏 誰かに見せるかもしれない〜」ここぐっときますね。少女から大人へと変わりゆく心情を見事に曲中にとらえてます。

ここ終わって感想の部分がまずキーFからFmに転調。モーダルインターチェンジ真骨頂。

A♭-E♭-B♭-F この動きもまた素晴らしいですね〜。たまりません。

Change my life
Change my life
前世があったら
絶対にmaybe STRAY CATS 路地裏の....
Change my life
Change my life
熱い気持ち心に
koolな態度はプロテクションに...

しっかし…maybe STRAY CATSって?(笑) ここでまたキーFに戻ります。

そんで後半のサビの

SWEET , SWEET 19 BLUES
SWEET , SWEET 19 BLUES
SWEET , SWEET 19 DREAMS

ここでまたまた半音上がってキーがF#

そんで、

SWEET , SWEET 19 BLUES
だけど私もほんとはさみしがりやで
SWEET , SWEET 19 DREAMS
誰も見たことのない顏 誰かに見せるかもしれない

ここでまた半音上がってキーがGになります。


すごいですね〜。コルトレーンの「GIANT STEPS」て曲がありまして、曲中に何回も転調され、結構これがアドリブ演奏者泣かせなんですが…。めくるめく転調。モーダルインターチェンジっぷり。

しかし歌謡曲にしてこの小室節の転調ぶり。4回はすげ〜ぞ。コード進行だけでもう「ジャズ」じゃん。この曲もっとコードを複雑にしてジャジーっぽくしたいですね〜。間奏だけで2〜3分(笑)

ドリカムの「晴れたらいいね」の転調っぷりにも困惑させられましたが、このラストにグングン上昇していくのはたまりません。

この「誰も見たことのない顏 誰かに見せるかもしれない〜」がさぁ、また1回目と2回めの響きが違うんだよね。1回目の「誰も〜」はサラッとしてて2回目の「誰も〜」は半音上がってて「せつない感じ」がするのね。ここがミソで女の子の「弱さ」みたいなところが曲中に感じたりしてさぁ〜。後にこの曲が加藤ミリヤにサンプリングされてまた盛り上がるんだけど…とりあえず聞いてみましょう。



曲はもう完全に原曲をなぞってメロディーを変えてるだけなので変化はないんだけど、このジャケットが好き!
特にこの黄色いパンツ。いいですね〜。現代の「さそり701号」的な感じで…しらね〜か…(笑)梶芽衣子最高とかね〜!

安室ちゃんも、この10年後に「Baby Don't Cry」て曲をリリースすんだけど。

はい。聞いてみようか。



おっと〜!もうサウンドが全然違いますね〜。やっと10年後にしてコシのあるサウンドに追いついた感じがします。ダラス・オースティンあたりを意識したTLCサウンドで、歌も格段とうまくなっています。
もう泣かないで!元気出して!とかいって援護する側ね。もう完全に大人じゃん。もうすでに母親でした(笑)一皮むけてます。

はい。今回はこの曲でお別れしましょう。


跳ねる黒いレディー・ガガ。グレース・ジョーンズです。

ワールドカップで盛り上がっている南アフリカの血を肌で感じてみましょう。


では6月19日の中山英二さんのライブでお会いしましょう!

(筆:大友)







THE NEW YORK ROCK AND SOUL REVUE Live at Beacon

 

素敵なライブ盤ご紹介。フィービー・スノウ、マイケル・マクドナルド、ボズ・スキャッグス、ドナルド・フェイゲンなどが参加した、1991年のニューヨーク、ビーコンシアターでのライブです。

ホスト役はどうやらフェイゲンがつとめている様子で、プロデュースは自身と盟友で世界的エンジニアのエリオット・シャイナー、EXプロデュースにはフェイゲン夫人でシンガーのリビー・タイタスがクレジットされております。78~80年頃、リンダ・ロンシュタットが日本でようやく台頭してきたときに、ヴァレリー・カーターやら、ニコレット・ラーソン、カーラ・ボノフなどの女性シンガーがちょいブームになり、リビーも1枚アルバムをだしたはずですが、欲しいと思ってるんですがなかなか入手困難です。ご存じのかたあらばよろしく。

 さて、閑話休題。、

このアルバム、レビューとタイトルにあるように、オープニングからして、バックバンドがジャ〜ンと1発、そしてMCがアーティスト名!、半音あがってジャ〜ン、また名前・・そしてオープニングの楽曲(インスト。当アルバムではマディソン・タイム)ってな具合で始まるんですが、こうゆうの、めっちゃカッコいいと思いません?? 僕はすきですねー。

内容もフィービ・スノウなんか、名盤「サンフランシスコ・ベイブルース」なんかとは別人!?って思うくらいパワフルですし、フェイゲンの「グリーン・フラワー・ストリート」なんかは聴きものでしょう。 エリオット・シャイナーですんで音も間違いなし!!

(筆:加藤トシロー)






Toots Thielemans -- "The Brasil Project"


どなたかが書いておられて、ボクもまったく同感なのだが、たとえば Bill Evans のアルバムはどれをとってもマスター・ピース!およそ「ハズレ」みたいな概念を寄せ付けないオーラが漂っている。 ・・・ とは言うものの、レーベルや録音年代によって、多少の好き嫌いは出てくるもの・・・これは当たり前のことだ。

ところが、Toots Thielemans について言えば、彼の盤は隅から隅までが同じひとつの Toots Thielemans であり、ボクの貧弱な耳では、そのわずかの偏心すら捉えることができない。1922年生まれ(御年87才)の彼だが、50年代から今日に至るまで、そのロマンティックなクロマティック・ハーモニカの奏法によって the only one であり続けている。

始めて聴いた彼の音楽は何だったのだろうか?テレビやラジオのBGMでもよく使われてきたので、生まれた時からずっと耳元にあったかのような印象だが(彼のもっとも古い録音がボクの生まれた年でもある)、おそらくその多くは Quincy Jones とのレコーディングだったのかもしれない。"The Dude"(1981) に入っている "Velas" を聴きながらそんなことを思った ・・・ そうそう、このハーモニカ、そして口笛のユニゾン!!

はっきりと意識して聴いたのは、Jaco Pastrius の "Word of Mouth" だったのかもしれない。これはJazzを聴いている人であればみんな知っているぐらい人気の盤だけれど、僕はなぜかその3曲目の "3 Views of a Secret" とか5曲目の"Blackbird" が好きで、盤をプレーヤーにかけてもこれらしか聴かなかったことが多い。その理由を意識に上らせたことがなかったのだが、いま改めて考えてみるとそのわけがわかる・・・Toots が作り出す音の世界にしっかりヤラれていたようなのだ。

さて、私的名盤としてたくさんある彼のアルバムから一枚ピックアップしなければならないとしたら、これを取り上げると思う・・・"The Brasil Project”(1992)。翌年にこれの"Vol.2"が出ていて、これがまた素晴らしいのだが、とりあえず第一作目を代表ということで。

ネット上にもいろいろ紹介記事が出ているが、とにかく錚々たるミュージシャン達が共演リストにずらーり!ブラジル系音楽の知識が貧弱なボクだけれど、それでも Milton Nascimento、Ivan Lins、Luis Bonfa、Dori Caymmi ぐらいはわかるし、ジャズ畑からも Eliane Elias、Lee Ritenour、Mark Isham、Dave Grusin など有名なミュージシャンが揃ってこのアルバムに参加している。とりわけ、両アルバムにトップ・バッターとして登場する Ivan Lins には大いに魅かれる。

Toots Thielemans の音楽は、まさにブラジル音楽と出会い、添い遂げるためにあったのではなかろうか?・・・そこまで思わされるほど、彼のハーモニカは、他の音楽要素と絶妙に溶け合い、深く心に沁み入るような世界観を表現している。サンバのリズムに代表される南米大陸の賑やかな世界ではなくて、その裏側にある切ない哀愁(サウダージ)をいっそう洗練し尽くしているように思えてならない。

(筆:しろくま)






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